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2004年12月08日
OECD学習到達度調査の結果から
この学力調査結果の詳細を見てみると、
・日本の成績上位層の結果は以前と同じ
・日本の成績下位層の結果の落ち込みがひどい
つまりできない子がもっとできない子になっている
様子が見て取れます。
成績差がひろがる「2極分化」が、
国際的な学習到達度調査の結果においても証明
されてしまいました。落ちこぼれをなくすための
ゆとり教育なのに、不思議ですね。
このまま行けば、今後日本の学力が世界の最低レベル
に達することもあり得なくないことかもしれません。
「学校はゆとり教育、平均家庭学習時間は世界最低」
では日本の成績上位層の結果が落ち込んでいない
のはどうしてでしょうか。
そのような家庭では今の公教育任せにしてはおけない
ことを知っています。親の意識が違うのですね。
つまり「家庭教育力の差が学力の差」
しかし、学力下位層の保護者には、自分の子の学力が
低下していることがわかりにくくなっているのです。
以下、知り合いの個別指導塾塾長の話です。
今、学校の定期テストは非常に簡単になった。たとえ平均点が90点だとしても、親は70~80点とっていれば十分安心する。そのような簡単なテストで30点しかとれないとすると非常に危機的状況なはずだが、いわゆる通知表の評価には「ふつう」と記入してあったりする。昔なら1がついただろう。子どもたちは確かにできなくなっている。しかし気をつけてみないと、それが親にはわからないような仕組みになっている。子どものがんばりを評価するという絶対評価の理念は良い。しかし単に親を安心させるために、頑張っていない子どもにやたらと良い評価をつけるのはどうだろうか。
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投稿者 edupark : 2004年12月08日 09:45
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